防災ガイド
風水害を知ろう(風水害時の行動)

台風と集中豪雨

台風や集中豪雨は、洪水や土砂災害などの大きな被害をもたらします。まずは、被害のもとになる、風や雨に対する正しい知識を身につけましょう。

気象情報で使われる用語と意味

風や雨の強さを表すことばは、次の基準で使い分けられています。

風の強さと吹き方

(単位は平均風速 m/秒)

やや強い風 10以上 ~15未満
  • 風に向かって歩きにくい
  • 傘がさせない
強い風 15以上 ~20未満
  • 風に向かって歩けない
  • 看板が外れはじめる
非常に強い風 20以上~25未満
25以上~30未満
  • 何かにつかまっていないと立っていられない
  • 通常の速度で運転するのが困難になる
猛烈な風 30以上~35未満
35以上~40未満
  • 屋外での行動は極めて危険
  • 多くの樹木が倒れる
  • ブロック塀で倒壊するものがある
40以上
  • 住家で倒壊するものがある
  • 鉄骨構造物で変形するものがある

雨の強さと降り方

(単位は mm/時間)

やや強い雨 10以上 ~20未満
  • ザーザーと降る
  • 話し声が良く聞き取れない
強い雨 20以上 ~30未満
  • どしゃぶりの雨
  • 傘をさしていてもぬれる
激しい雨 30以上 ~50未満
  • バケツをひっくり返したように降る
  • 道路が川のようになる
非常に激しい雨 50以上~80未満
  • 滝のように降る
  • 傘が役に立たない
猛烈な雨 80以上
  • 息苦しくなるような圧迫感がある

台風の大きさと強さ

台風の大きさと強さは、強風域(風速15m/秒以上)の半径と最大風速を基準に決められています。

台風の大きさ 強風域の半径
大型(大きい) 500km以上800km未満
超大型
(非常に大きい)
800km以上
台風と日本列島の大きさの比較図。東京を中心におおよそ、大型台風は青森県から兵庫県まで、超大型台風は函館から大分県まで覆うほどの大きさ
台風の強さ 最大風速 単位:m/秒
強い 33以上44未満
非常に強い 44以上54未満
猛烈な 54以上

※気象庁「風の強さと吹き方」「雨の強さと降り方」「台風の大きさと強さ」参考

大垣市の過去10年間の主な風水害

時期 主な災害 気象現象
平成24年9月 大雨
(土砂災害)
1時間あたり最大総雨量70.0mm(降り始めからの総雨量 493mm)
平成29年10月 台風21号
(浸水害)
1時間あたり最大総雨量41.0mm(降り始めからの総雨量 274mm)
平成30年9月 台風21号
(停電被害)
1時間あたり最大総雨量19.5mm
最大瞬間風速34.8m/秒、停電戸数 約15,700戸

防災MEMO

短時間に集中して降る大雨に注意

線状降水帯
次々と発生する発達した積乱雲が列をなし、同じ場所を通過・停滞することで長時間にわたり集中豪雨を引き起こします。

河川や水路、アンダーパスなどが短時間に増水して危険!